〔完〕本当の愛をあたしに教えて


あたしを呼んだのはもちろん
翔先輩で


あたしが振り返ると、息が上がっている
翔先輩があたしの腕をとって立っていた。



「翔先輩、おめでとうございます。
 ちゃんと約束は守りますから。」


翔先輩が話す前にあたしから
話した。


「わかってるよ。
 優奈は約束はちゃんと守ってくれると
 思ってたしね。

 俺が言いたかったのは・・」


翔先輩があたしを
信用していた!?


こんなあたしを?


「優奈・・俺待ってるから。
 優奈が、俺を信用してくれる時を 
 
 ずっと待ってるから。

 だから、頑張れよ。」


翔先輩はあたしの目をしっかり見て
そういうと、

あたしの頭をなでながら

「絶対、俺は優奈の近くにいるから」

そう言って、あたしの背中を押した。