翔太がそばにいることを当たり前と思わないようにしよう。

そう思った。

色んなことがありすぎた人生。

これから何が起こるんかわからん。

だから慣れだけはあかんって思っとる。


わたしが今、こんな生活出来とるんはあの時、生きる刹那を感じてたあの時、わたしを見捨てんかった志穂らのおかげやと思っとる。

あそこで見捨てられとったら…きっと終わっとったと思う。

のたれ死んどったんかもしれん。

間違いなく今のわたしはおらん。

絶対の味方ってほんまにおるんやな。

幸せだと思う。


だから次何かあれば命賭けででも守りたいて思っとる。

大きな出会いを与えてくれた高校生活、ほんま学校行ってよかった。



ほんまアホなわたしを見捨てなかった彼ら、彼女ら、絶対幸せになってほしい。

絶対に恩返ししたい。



そう思ってます。



そして絶対の味方、翔太。

彼がいなかったらまた間違いなく、紛れもなくわたしはおらんかった。

ここまで大きな存在にいつの間になったんやろうな。

いつの間にか仲良くなっとって…いつの間にか相談したりしとって、いつの間にか絶対な存在になった。


生き方を改めてくれた。


だからわたしは何があってももちろん翔太の味方なわけです。

何があろうと、誰が何と言おうと翔太が言うなら信じるわけです。


永遠の愛なんてありえないと思っとった。

そんなわたしがそう思う。


この自分の人生、捨てたもんやないなって改めて感じました。


人生を与えてくれた親、ずっと支えてくれた弟、いとこ、叔母にも感謝してこれから翔太と、そして戻ってくる希望、そしてあたらしい命と頑張ろうと誓います。


【完】