実話~運命~

結局罰ゲームは一発芸ということになり、モノマネをした。

中村玉緒の。


そりゃ微妙すぎて…。

翔太は微妙すぎてウケる言うて笑っとった。

もう絶対したくないな…。

そう思って気をつけとった。


そのお陰なのか、これから先翔太に敬語を使うことはなかった。

失敗は成功の元って言うてええんやろか??

ま、そんなもんや。



その日、翔太の家に泊まり色々話しとった。

翔太の家のこと、わたしの家のこと、そして…お互いの過去。


翔太の家は神戸でこっちの大学に入って今の会社に就職しとるらしい。

両親と兄と弟が2人おるらしくて、男ばっかりの兄弟。

末っ子がわたしと同じ歳になるらしい。


知っとったけどここらへんを色々詳しく話してくれた。


「オヤジはほんま酒が弱くてなー…。母親は水のように飲むんやけど。」


みたいな感じで。


わたしも過去のことを少し話した。

今まで言えなかった。

お父さんと呼んでた人がおったこと、そしてDVを受けたこと。

今だから笑って話せる。

あの頃のわたしがおったからきっと今のわたしがおるんやもん。

キツいこと乗り越えたから今が楽なんや。


そんなわたしの話を聞きながら翔太は切なそうにわたしを見てただ聞いててくれた。

余計なこと言うもんやないって思ったんかな??