エスカレーターに乗ったわたしはさっきの2人の会話がなんなのか気になっていた。
ゆきちゃんは山田さんに何も言って欲しくないようだった。
何かあったのかな……。
「……梨?杏梨?」
「えっ?」
雪哉の声にハッとして顔を斜め後ろに向けた。
「きれいだって褒めたのに聞いていなかった?」
少し意地悪な笑みを浮かべた雪哉だ。
「う、うん ごめんなさい……」
雪哉には今、杏梨の考えていることが分かりすぎるくらい分かるのでわざと気をそらすような事を言った。
「イタリアンの店に予約をしたよ 好きだろう?」
「うん ありがと」
いつも通りのゆきちゃんだ。
上品なえんじ色のじゅうたんに足を付け歩き始めた時、「雪哉!」とブラックフォーマル姿の男性に声をかけられた。
「千波!」
親しげに2人が肩をたたき、握手をしているのを杏梨はポカンと見ていた。
朝倉 千波はこの老舗の最高級ホテル「朝倉ホテル」の御曹司だ。
2人は小学校以来の友人で、中学卒業後、千波はアメリカへ留学してしまったが戻ってからは時々酒を飲む仲だ。
彼はすでに幸せな結婚をしている。(千波は「秘密の契約」の主人公です お話はモモの野イチゴに)
ゆきちゃんは山田さんに何も言って欲しくないようだった。
何かあったのかな……。
「……梨?杏梨?」
「えっ?」
雪哉の声にハッとして顔を斜め後ろに向けた。
「きれいだって褒めたのに聞いていなかった?」
少し意地悪な笑みを浮かべた雪哉だ。
「う、うん ごめんなさい……」
雪哉には今、杏梨の考えていることが分かりすぎるくらい分かるのでわざと気をそらすような事を言った。
「イタリアンの店に予約をしたよ 好きだろう?」
「うん ありがと」
いつも通りのゆきちゃんだ。
上品なえんじ色のじゅうたんに足を付け歩き始めた時、「雪哉!」とブラックフォーマル姿の男性に声をかけられた。
「千波!」
親しげに2人が肩をたたき、握手をしているのを杏梨はポカンと見ていた。
朝倉 千波はこの老舗の最高級ホテル「朝倉ホテル」の御曹司だ。
2人は小学校以来の友人で、中学卒業後、千波はアメリカへ留学してしまったが戻ってからは時々酒を飲む仲だ。
彼はすでに幸せな結婚をしている。(千波は「秘密の契約」の主人公です お話はモモの野イチゴに)


