気まづくなったところで、仲居が来たようだ。
それも仲居だけではないらしい。
「こちらのお部屋でございます」と言う声が聞こえてきた。
「失礼します」
杏梨はちょうどたった所でドアが開けられた。
「ゆずるさんっ!陸くんっ!」
入って来た2人を見て声をあげた。
「おはよう 杏梨ちゃん 雪哉」
ゆずるは抱いていた陸を畳みの上に降ろした。
「いったい、どうしたんだい?」
雪哉にまっしぐらにはいはいしてくる陸を抱き取った。
「遊びに来たのよ?」
ゆずるがにっこり笑う。
「電話ぐらいくれても良いだろう?」
「あら、お邪魔だった?」
機嫌が悪くなった弟を見て雪哉が時折見せるような不敵な笑みを浮かべて言う。
「そ、そんな事ないですっ!」
杏梨が慌てて首を大きく振る。
「そうよね~ けが人を襲うほど酷い弟だと思っていないから安心して?」
弟をやりこめた言葉なのに杏梨の顔が真っ赤になる。
「もうっ!可愛いんだから♪」
ゆずるは杏梨の右手に気をつけながら抱きつく。
それも仲居だけではないらしい。
「こちらのお部屋でございます」と言う声が聞こえてきた。
「失礼します」
杏梨はちょうどたった所でドアが開けられた。
「ゆずるさんっ!陸くんっ!」
入って来た2人を見て声をあげた。
「おはよう 杏梨ちゃん 雪哉」
ゆずるは抱いていた陸を畳みの上に降ろした。
「いったい、どうしたんだい?」
雪哉にまっしぐらにはいはいしてくる陸を抱き取った。
「遊びに来たのよ?」
ゆずるがにっこり笑う。
「電話ぐらいくれても良いだろう?」
「あら、お邪魔だった?」
機嫌が悪くなった弟を見て雪哉が時折見せるような不敵な笑みを浮かべて言う。
「そ、そんな事ないですっ!」
杏梨が慌てて首を大きく振る。
「そうよね~ けが人を襲うほど酷い弟だと思っていないから安心して?」
弟をやりこめた言葉なのに杏梨の顔が真っ赤になる。
「もうっ!可愛いんだから♪」
ゆずるは杏梨の右手に気をつけながら抱きつく。


