「杏梨?」
「のぼせちゃった……みたい……」
う~……クラクラして目が開けられない。
* * * * * *
「あれ?わたし……?」
お風呂に入っていたはずなのに……。
布団の寝ている自分。
見慣れない天井が目に入り考える。
「あっ!」
飛び起きるとタオルケットがずれ落ち胸があらわになる。
「きゃっ!」
「あぁ すぐに気づいて良かった」
驚いたと同時に雪哉が姿を現してホッとした表情を見せた。
タオルケットを胸の上まで引き上げ雪哉を見上げる顔がなんとも愛らしい。
「のぼせさせてしまったね」
ペットボトルの水をコップに注ぐと杏梨の手に持たせる。
「そうだった……のぼせちゃったんだ」
「飲んで」
コップの水を飲むように言われて一口飲んだ。
一口飲むともっと欲しくなりゴクゴクとコップの中身を一気飲み。
「気分はどう?」
「なんともない」
「良かった 突然意識を失うから驚いたよ 医者を呼んでもらおうかと」
相当心配をかけてしまったようだ。
「ごめんね ゆきちゃん……それで……」
「それで?」
「洗って欲しいの」
恥ずかしがらないと決めた杏梨だった。
「のぼせちゃった……みたい……」
う~……クラクラして目が開けられない。
* * * * * *
「あれ?わたし……?」
お風呂に入っていたはずなのに……。
布団の寝ている自分。
見慣れない天井が目に入り考える。
「あっ!」
飛び起きるとタオルケットがずれ落ち胸があらわになる。
「きゃっ!」
「あぁ すぐに気づいて良かった」
驚いたと同時に雪哉が姿を現してホッとした表情を見せた。
タオルケットを胸の上まで引き上げ雪哉を見上げる顔がなんとも愛らしい。
「のぼせさせてしまったね」
ペットボトルの水をコップに注ぐと杏梨の手に持たせる。
「そうだった……のぼせちゃったんだ」
「飲んで」
コップの水を飲むように言われて一口飲んだ。
一口飲むともっと欲しくなりゴクゴクとコップの中身を一気飲み。
「気分はどう?」
「なんともない」
「良かった 突然意識を失うから驚いたよ 医者を呼んでもらおうかと」
相当心配をかけてしまったようだ。
「ごめんね ゆきちゃん……それで……」
「それで?」
「洗って欲しいの」
恥ずかしがらないと決めた杏梨だった。


