そそくさとガラス戸に向かう後姿を見て雪哉はフッと笑っていた。
まあ、……仕方ないな 数日前までは男を知らなかったのだから。
ガラス戸の向こうへ出るとひんやりした肌に気持ちよいくらいの風があった。
山が近くにあるので夜は東京より気温が下がり快適な温度だ。
四苦八苦してブラとパンティを脱ぐとかけ湯をしてからそろりそろりと露天風呂の中へ入った。
「わぁ~ 気持ちいい~♪」
右手を濡らさないように石の上に置いているので窮屈だが露天風呂の中は気持ち良かった。
やっぱり昼間も入っておけば良かったかな。
すぐに打撲に効きそうに思えてくる。
まだ紫色をした打撲あとを見て、女将さんもビックリしてたな。
階段から落ちてしまった事を言うと「大事にいたらなくて良かった」と言ってくれた。
乳白色のお湯は身体を隠してくれることに気づいた。
自分だけ先に露天風呂に入っている事に罪悪感を覚える。
あんなに恥ずかしがってゆきちゃん、呆れちゃったかな……。
不意に雪哉が以前付き合っていた女優の浅川 美咲を思い出してしまった。
あの人なら堂々として恥ずかしがらないんだろうな……。
考えると不安になってきた杏梨は温泉に浸かっている余裕もなくなってきた。
「よしっ!」
杏梨は露天風呂から出ると、棚に置かれたバスタオルで身体を隠し(巻く事は出来ない)ガラス戸を叩いた。
気づかないらしく杏梨はもう一度強く叩いた。
ガラスの扉が少し開き雪哉が顔を覗かせた。
「どうした?」
気だるげに聞く片手に缶ビールを持っている。
杏梨に聞くと一口ビールを飲む。
「あのね……ゆきちゃんも一緒に入ろう!」
思いがけない杏梨の言葉に、口に含んだビールを噴出しそうになりむせた雪哉だった。
「ぶっ!ゴホッゴホッ……」
まあ、……仕方ないな 数日前までは男を知らなかったのだから。
ガラス戸の向こうへ出るとひんやりした肌に気持ちよいくらいの風があった。
山が近くにあるので夜は東京より気温が下がり快適な温度だ。
四苦八苦してブラとパンティを脱ぐとかけ湯をしてからそろりそろりと露天風呂の中へ入った。
「わぁ~ 気持ちいい~♪」
右手を濡らさないように石の上に置いているので窮屈だが露天風呂の中は気持ち良かった。
やっぱり昼間も入っておけば良かったかな。
すぐに打撲に効きそうに思えてくる。
まだ紫色をした打撲あとを見て、女将さんもビックリしてたな。
階段から落ちてしまった事を言うと「大事にいたらなくて良かった」と言ってくれた。
乳白色のお湯は身体を隠してくれることに気づいた。
自分だけ先に露天風呂に入っている事に罪悪感を覚える。
あんなに恥ずかしがってゆきちゃん、呆れちゃったかな……。
不意に雪哉が以前付き合っていた女優の浅川 美咲を思い出してしまった。
あの人なら堂々として恥ずかしがらないんだろうな……。
考えると不安になってきた杏梨は温泉に浸かっている余裕もなくなってきた。
「よしっ!」
杏梨は露天風呂から出ると、棚に置かれたバスタオルで身体を隠し(巻く事は出来ない)ガラス戸を叩いた。
気づかないらしく杏梨はもう一度強く叩いた。
ガラスの扉が少し開き雪哉が顔を覗かせた。
「どうした?」
気だるげに聞く片手に缶ビールを持っている。
杏梨に聞くと一口ビールを飲む。
「あのね……ゆきちゃんも一緒に入ろう!」
思いがけない杏梨の言葉に、口に含んだビールを噴出しそうになりむせた雪哉だった。
「ぶっ!ゴホッゴホッ……」


