髪を耳にかけると華奢なうなじが目に入る。
雪哉はそこへ唇を落とした。
「ぁ……」
浴衣をはだけさせる事は出来ないので見える範囲の肌に口づけを落としていく。
一つまだ一つと赤い花を散らしていく。
「……やめておかないとな これ以上痣が増えたら大変だ」
「痣?」
雪哉の唇を肌に感じなくなった杏梨は少し物足りなさを感じて聞いていた。
「キスマーク」
その意味が分からなくてポカンとしている。
「じゃあ、俺の腕を思いっきり吸って」
浴衣から伸びた腕を杏梨の口元につける。
「す、吸うの?」
「吸って」
杏梨は雪哉の腕の内側に口をつけた。
杏梨の吸う力は弱くて少し赤くなっただけだった。
「もっと強く吸うとキスマーク」
「え……」
「どうした?」
「ゆきちゃん、笑わないでね?絶対に笑わないでね?」
その言い方に笑ってしまいそうになる。
「あぁ」
「キスマークって唇の形なのかと思ってたの」
可愛い告白に約束を破って笑いそうになった雪哉だった。
雪哉はそこへ唇を落とした。
「ぁ……」
浴衣をはだけさせる事は出来ないので見える範囲の肌に口づけを落としていく。
一つまだ一つと赤い花を散らしていく。
「……やめておかないとな これ以上痣が増えたら大変だ」
「痣?」
雪哉の唇を肌に感じなくなった杏梨は少し物足りなさを感じて聞いていた。
「キスマーク」
その意味が分からなくてポカンとしている。
「じゃあ、俺の腕を思いっきり吸って」
浴衣から伸びた腕を杏梨の口元につける。
「す、吸うの?」
「吸って」
杏梨は雪哉の腕の内側に口をつけた。
杏梨の吸う力は弱くて少し赤くなっただけだった。
「もっと強く吸うとキスマーク」
「え……」
「どうした?」
「ゆきちゃん、笑わないでね?絶対に笑わないでね?」
その言い方に笑ってしまいそうになる。
「あぁ」
「キスマークって唇の形なのかと思ってたの」
可愛い告白に約束を破って笑いそうになった雪哉だった。


