唇に軽く合わせるだけのつもりのキスは貪欲に杏梨の唇を奪ってしまう。
「ん……はぁ……」
深いキスに杏梨の吐息がきれぎれになる。
「愛しているよ」
「……ゆきちゃん」
潤んだ杏梨の瞳を見ていると、このまま押し倒したくなる衝動に駆られるが、隣の部屋には両親がいる。
雪哉はベッドから降りるとクローゼットの引き出しからきれいにラッピングされた小さな箱を取り出すと、杏梨の元で戻りベッドに腰掛けた。
「開けてみてって、その手じゃ無理か」
「ううん、わたしが開ける」
杏梨はその箱に驚きながらもおそるおそる左手だけで開けていく。
やっとラッピングをはがすと真っ白な四角い箱だった。
その箱だけは片手では無理でゆきちゃんに手伝ってもらう。
その箱を開けてもらうと、真っ赤なベルベッドの箱。
ここまで来るのにかなりの時間がかかっている。
「一緒に開けようか」
「うん」
手が疲れているのを分かってくれて言ってくれる。
雪哉の手を借りてベルベッドの箱を開けた。
台にはプラチナにピンク色をした一粒の透明な石。
「きれい~ ルビー?」
宝石に詳しくないわたしはピンク色したルビーなんてあるのかな?って思った。
「ピンクダイヤだよ 杏梨に似合うと思ってね」
その希少価値はまったくわからない杏梨だがエンゲージリングを貰って舞い上がってしまいそうだった。
雪哉は左の薬指に指輪をはめてくれた。
「このチェーンは学校の時につけていて欲しい」
チェーンに指輪を通していつでも身につけて欲しいと言うことだ。
「うん ありがとう ゆきちゃん」
杏梨は自分から首を伸ばし雪哉の唇に触れた。
「ん……はぁ……」
深いキスに杏梨の吐息がきれぎれになる。
「愛しているよ」
「……ゆきちゃん」
潤んだ杏梨の瞳を見ていると、このまま押し倒したくなる衝動に駆られるが、隣の部屋には両親がいる。
雪哉はベッドから降りるとクローゼットの引き出しからきれいにラッピングされた小さな箱を取り出すと、杏梨の元で戻りベッドに腰掛けた。
「開けてみてって、その手じゃ無理か」
「ううん、わたしが開ける」
杏梨はその箱に驚きながらもおそるおそる左手だけで開けていく。
やっとラッピングをはがすと真っ白な四角い箱だった。
その箱だけは片手では無理でゆきちゃんに手伝ってもらう。
その箱を開けてもらうと、真っ赤なベルベッドの箱。
ここまで来るのにかなりの時間がかかっている。
「一緒に開けようか」
「うん」
手が疲れているのを分かってくれて言ってくれる。
雪哉の手を借りてベルベッドの箱を開けた。
台にはプラチナにピンク色をした一粒の透明な石。
「きれい~ ルビー?」
宝石に詳しくないわたしはピンク色したルビーなんてあるのかな?って思った。
「ピンクダイヤだよ 杏梨に似合うと思ってね」
その希少価値はまったくわからない杏梨だがエンゲージリングを貰って舞い上がってしまいそうだった。
雪哉は左の薬指に指輪をはめてくれた。
「このチェーンは学校の時につけていて欲しい」
チェーンに指輪を通していつでも身につけて欲しいと言うことだ。
「うん ありがとう ゆきちゃん」
杏梨は自分から首を伸ばし雪哉の唇に触れた。


