センスの良い部屋に配置よく置かれたソファー。
そこに杏梨は座るように言われた。
さっきまでいた部屋なのか、暑くなくむしろ涼しすぎる位だった。
「メシ食ったのか?」
「うん……」
本当は食べてはいないが、食べていないと言えば峻に手間をかけさせてしまうと思いそう言った。
「じゃあ、何か飲み物を持ってくるよ」
「いらない……」
峻は口元を引き締めると、斜め前の一人用のソファーに座った。
「……何があったんだよ?」
「……」
「まあ、姉貴のことなんだろうけど」
「……ゆきちゃんに嫌いって……言っちゃった……」
「はあ?」
「彩さんの側にいてあげてって……」
2人が一緒にいるところが頭に浮かび、涙が出てきた。
「お、おぃ……」
テーブルのティッシュケースを掴むと杏梨の膝の上に箱ごと置いた。
「ぅ……っく……」
「ごめん、姉貴のせいで……」
「ゆきちゃんは辛いの……自分を頼ってくれている人を……突き離す事なんて出来ないから……」
「俺が姉貴の企んだ事だって言ってやるよ もう姉貴に会う必要はないって言ってやる」
「そんなのだめだよ!そんな事言ったら彩さんはっ!」
「冷たいようだけど自業自得だろ?」
そこに杏梨は座るように言われた。
さっきまでいた部屋なのか、暑くなくむしろ涼しすぎる位だった。
「メシ食ったのか?」
「うん……」
本当は食べてはいないが、食べていないと言えば峻に手間をかけさせてしまうと思いそう言った。
「じゃあ、何か飲み物を持ってくるよ」
「いらない……」
峻は口元を引き締めると、斜め前の一人用のソファーに座った。
「……何があったんだよ?」
「……」
「まあ、姉貴のことなんだろうけど」
「……ゆきちゃんに嫌いって……言っちゃった……」
「はあ?」
「彩さんの側にいてあげてって……」
2人が一緒にいるところが頭に浮かび、涙が出てきた。
「お、おぃ……」
テーブルのティッシュケースを掴むと杏梨の膝の上に箱ごと置いた。
「ぅ……っく……」
「ごめん、姉貴のせいで……」
「ゆきちゃんは辛いの……自分を頼ってくれている人を……突き離す事なんて出来ないから……」
「俺が姉貴の企んだ事だって言ってやるよ もう姉貴に会う必要はないって言ってやる」
「そんなのだめだよ!そんな事言ったら彩さんはっ!」
「冷たいようだけど自業自得だろ?」


