杏梨は琴美に励まされて店を出ると、病院へ向かった。
病院の待合ロビーを抜けると足取りは重くなった。
琴美さんに励まされて来ちゃったけれど……。
病院に着いてから、彩さんにちゃんと言えるか自信がなくなっていた。
病室にはゆきちゃんがいるかもしれない。
ふと売店の横に小さな花屋を見つけた。
杏梨は吸い込まれるように花屋に近づいた。
* * * * * *
可愛らしいピンク系の花束を胸に病室へ向かった。
峻と真緒の会話で病室は分かっている。
ここだ……。
ドアの前に立つと胸が痛いくらいにドキドキ暴れ始めた。
ノックをしようと上げた手が震えている。
勇気を振り絞って杏梨はドアをノックした。
病院の待合ロビーを抜けると足取りは重くなった。
琴美さんに励まされて来ちゃったけれど……。
病院に着いてから、彩さんにちゃんと言えるか自信がなくなっていた。
病室にはゆきちゃんがいるかもしれない。
ふと売店の横に小さな花屋を見つけた。
杏梨は吸い込まれるように花屋に近づいた。
* * * * * *
可愛らしいピンク系の花束を胸に病室へ向かった。
峻と真緒の会話で病室は分かっている。
ここだ……。
ドアの前に立つと胸が痛いくらいにドキドキ暴れ始めた。
ノックをしようと上げた手が震えている。
勇気を振り絞って杏梨はドアをノックした。


