「はぁ~本当にバカしかいないようですね」


その言葉に反発することを美鈴は許さなかった


「私は」


一際鋭く、大きな声で喧噪を飲み込む


「ゴミが分不相応な思いを抱かせる隙を与えないのも貴方様方の役目ではないのですか?そう問うているのです」


美鈴は不敵に笑みを浮べる


「で、貴方様方は何をしてるんです?ゴミは忠誠を誓うと言いましたね。貴方様方はどうなさるんです?」


なんだかよくわからないが



美鈴が「散れ」っと一声を発したら、特別科の生徒はトボトボと校舎へ引き帰り始めた


「教室に帰るまでの間に身の振り考えておきなさい」という美鈴の言葉が聞こえたかどうか


美鈴はエリサにも先に戻るように言い


オレには「貸しにしておきます」と一言


というかこれは美鈴の手柄な気がするが


まぁいいか。美鈴に貸しつけたなんて貴重だし


美鈴は高橋先輩とも言葉を交わして校庭を後にした


「美鈴さんってカッコイイ人だねぇ~」


とさっきから姿が見えなかった秀が、いつのまにかオレの隣にいた


「今までどこにいたんだ?」


「あそこにちゃんといたよ?」と秀が指さしたのは保健医と愛梨先輩のいるベンチ


「逃げてたのか!?」


つかみかからん勢いで問えば「まさか。手助けしようとしてたよ」と綺麗な笑顔で返された


「具体的に何をだよ」疲れたように言えば「ないしょ」とこれまた無垢な笑顔


激しく騙されてる気がするが



・・・・・・・・・・・・・・・・今はもう疲れた


なんでもいいや