イッテェ~。後頭部に何か凄い衝撃がぁ


エリサの手を離し、振り向けば、殺気立った面々


「キミ、調子乗るのもいい加減したまえ。」


「リエッタ家のご令嬢に今この畜生は何をしようと・・・」


「つばさちゃんだけでなく、エリサちゃんお前の毒牙にかけようとはオレは許さんぞぉ~」


「今最後にいったやつ誰だ!?いい度胸だ!!!喧嘩なら・・・・・・・・・・ははははは」


ってそれどころじゃ無さそうな雰囲気?


苦笑いしてみても殺伐としたこの雰囲気は変わりそうにない


この展開は読めていたが、いざ目の前にするとどうしていいのやら


本当はここでこのバカどもが如何にバカかを知らしめて欲しい場面なんだが、煽りすぎたか


エリサは怯えを表に出さないのに必死って感じだな


高橋先輩は・・・・・・・・・・・・なんか向こうで雛森先輩と口論してる


うわぁ内容気になるなぁ~。ビンタしたの雛森先輩らしいし


保健医&愛梨先輩ペアは期待しても無駄か


今は二人とも高橋先輩の方に注目してるっぽい


仕方ないから逃げようと決めた時に鋭い一声


「静まりなさい!!!」


恨み辛みを未だに言っていた面々や、関係のない先輩の諍いもその一言で黙った。


あれだけの喧噪が嘘のようにさっきまでは聞こえなかった鳥の囀りが響く


声を発した張本人である美鈴はオレとその他大勢の間に割り込む。


「か、庇うのかその男を!!」


「従者の分際で出しゃばってくるな!!!」


「石動はこんな子まで網羅してたのかぁぁぁ」


さっきからどいつだ!?

一人着眼点狂った狂人は!!!後で見つけ出してシバく


「勘違いなさらないでください。私はエリサお嬢様をお守りしているだけです。


それと私は今、非常に、怒っています」


静かな口調で語られているのに美鈴の怒りが伝わってくる


怖い。さっきより確実に今の方が怖い


そして、この場にいる全員が悟った


"これ以上美鈴を怒らせてはダメだ"と


でもまぁそんなことオレにはどうでもいい


それより


どうすればここから逃げれるんだ?