エリサはまだどこか納得してない顔をしている


「じゃ、こうしよう。うまくいったら今日の昼食を奢って。それでチャラ」


いいだろという意味を込めて目を合わせれば


「・・・・・・・・・・・・・・・わかりました」


と不服そうではあるが了承させた




校庭に戻ってみれば予想通り視線が痛い


こいつらにとってオレは悪人なんだな、きっと


悪意ある視線がビシバシ刺さる


というかエリサとオレの関係を知らないのになんでここまで悪意たっぷりな視線なんだよ


オレは呆れつつもその悪意ある視線にめげず頭の中で必死に台詞を組み立てる


後は清とお揃いにならないように神に祈ろう


オレの後ろを歩くエリサと向き合うように歩を止め、向きを変える


突然オレが止まったため、エリサは1・2歩進んで止まる


オレはエリサが立ち止まったのを確認して、跪く


えぇっと。エリサの本名エリサ・フォン・・・・・・・・・なんだっけ?姫でいいか


「特別科の姫よ。下男と揶揄される私ですが、私は貴方の騎士になりたい。」


強い意志を込めて顔をあげれば、戸惑った様子のエリサと目が合った


その気持ちわかる。


オレもここまでとは思わなかった。もう少し殺気をおさえろよ。


オレ大したこと言って無いぞ!?


それとも騎士ってなんかいいのか?騎士なんざ貧乏クジだと思うんだが、まぁ反応がいいならいいや


これならエリサを無視して進めた方が煽れるな


オレはエリサの手を恭しく取る


「忠誠の誓いとして貴方の御手に口づけをッガ」