キヤの怒鳴り声で僕はカバーを取った消しゴムを落としてしまった。 消しゴムは机で弾み キヤのほうへ転がって行った。 キヤはその消しゴムを見て そして僕を見て信じられないという顔をして叫んだ。 「絶交だ!」 このときはじめて 僕たちはケンカをした。