せーしゅん。【短編集Ⅲ】



「ゆかちゃん好きな人いるの?」



「えっ…」



ゆかちゃんは僕の目を見てゆっくりうなずく。




「それって青春なの?」



「たぶんね


当たってるか分からないけど」



彼女はその言葉を残し



廊下にいる友達のほうへ走っていく。