せーしゅん。【短編集Ⅲ】



僕だけでも探そう。



「朝倉さんに卒業祝いであげよ」



その言葉にぴくっと反応し


キヤはクローバーをあさり始めた。



「そういう事は早く言えよ」



キヤも手伝ってくれて


すぐに四つ葉のクローバーを見つけた。



「あった!」


僕たちの歓喜をすぐにかき消すような


歌声が体育館から響いてきた。