彼女は淡々と引越してからの事を 僕たちに話した。 結局、憧れの人とは 会えたけど呆気なく断られたと 笑って話した。 けれど彼女の顔色は あまりよくなかった。 彼女の純粋な心は たぶん僕たちにしか 分からないのだろう。 きっとあの頃の僕は そう言うはずだ。 僕たちの懐かしい恋心が今、 思い出となって蘇ってくる。 あの夏の終わりのように キラキラと。 ―END―