「タケル出てくれなぁ~い?」


「ん」


千尋はリビングでケータイを耳に当てて


大声を出して笑う。


俺のカノジョってもしかして


恐妻家?なんて考えちゃダメだ。



ドアを開けると懐かしい顔が見られた。



「早川!」


「よっ!」



俺たちは久しぶりのあいさつを交わしたとたん


千尋はどっと笑いだす。



ここまで聞こえてんぞ。