せーしゅん。【短編集Ⅲ】



―部活。

の5分前。


「あー早く来ちゃったー」


「お前さっきからテンション下がってるな」


「だってー」


セツナのバカ。


俺は壁を殴る。


ただ痛いだけだ。


「わかるけどさー」


早川は壁に寄り掛かる。


「セツナ、一人で授業抜け出すような事なかったんだぞ」


早川に不満をぶつけても意味がないと分かっているのに


このもどかしい気持ちを吐きだすしか俺の脳にはなかった。