俺は彼女に駆け寄った。 「ゴメン、遅れて・・・。部活長引いちゃって・・・。」 俺は顔の前に手を合わせる。 早川、あいつチクリやがって・・・。 だけど、初日からカッコ悪い俺を 思川さんは天使のようなほほ笑みで包んでくれる。 「いえ、さっき着たばっかりですから。 気になさらないで。さぁ、行きましょう。」 ウウ・・・やっぱり思川さんは優しい人だ。 俺は汗ばんだ手をズボンで汗を拭きとり そっと彼女の手を握って歩き始めた。 それだけでも心の中バックバク。