「チケット…」 ビクッと震える体。 「優くんにさぁー………水族館のチケットもらったよね?」 なんで梨ちゃんは…そんなに色々知ってるの…? 梨ちゃんはフフッと笑い呟いた。 「…図星?」 「…!!」 「あのねぇ…アレ、私が集めた券のおかげで懸賞に挑戦出来たの、わかる?」 「…何が…言いたいの…?」 「私が彼女なの、返して?」 「これはっ…」 これは優也くんから受け取った…大切な物なのに…