「トイレ借りるね?」 「ああ、どうぞ」 私はトイレに向かった。 戻ると有沙が口を開けてポカーンとしていた。 「はぁー…ん?どしたの有沙」 「別に…なんでもないよ?」 今日疑問だらけなんですけど? 「外…」 「どうしたの?優也くん?」 「なんか…外出たい…」 私と有沙は顔を見合わせた。 「じゃあ行こっか?」 「うん」