優也くんは何か言いたげだったけど今は聞かない。 家の前には何故か一輝がいた。 「…なにして…キャッ!!!!」 強く抱きしめる一輝。 でも一輝の腕は震えていた…。 「一輝…?」 「アイツにはもう任せきれん」 「一輝…」 「俺が優季の一番になる…」 “忘れちゃだめ” 有沙…。 この人の存在は大きくなるだけ… 早く優也くんの記憶が戻らないと…私…逃げだしちゃうよ…。