「と…友達だからだよ!!!!」 「そう…」 締め付けられる心…。 やっぱり…辛い…。 でも逃げだすなんて…。 「じゃあ…今日は帰るね?」 「うん…」 「あ、そうだ」 私は左手につけたブレスレットを優也くんに渡した。 「これは…?」 「それはね…優也くんが誕生日に私にくれたんだよ…私がオレンジ好きだからって……オレンジ色のブレスレット買ってくれたの」 「俺が…」 「じゃあね」 「あ…」