下を向いて
蓮矢の後ろをついて
歩いてると

ドンッ!

『いったぁぁい!』

「なんで目線合わさない?」
『えっ?』

「なんで会社だと話し掛けてこないんだ?」

私はなんで蓮矢が
こんなこと言い出したのか
それが不思議で
頭がパニクっていた。


『蓮矢のファンが怖いから』

あたしは小声でそう言った。