「乃亜は…?」
「手術は成功しました。
後は目を覚ますのを待つだけです」
医者の言葉に安心した。
「仁君…」
「…はい」
尚輝の親に声を掛けられた時
心臓が飛び跳ねた。
乃亜が事故ったのは俺のせいだ。
乃亜の親じゃないけど責められても仕方ない。
「愛菜と乃亜に付いててくれる?」
「え…」
「愛菜が懐いてるみたいだし」
愛菜を見てみると
「パパ」
笑顔で俺の首に手を回していた。
「でも…」
「その方が乃亜も嬉しいと思うから」
「…はい」
尚輝の親の言葉に甘えて俺は
愛菜を抱っこしたまま乃亜の病室に向かった。
その間、愛菜は笑顔だった。
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