「愛菜…」 「ママはぁ?」 小さな女の子は大きな目をパチパチと瞬きさせながら尚輝を見てた。 「尚輝…」 「乃亜姉の子どもだよ…」 乃亜の子ども…? そっか… 乃亜はあの後、結婚したんだ。 幸せにしてるんだ… 「……ッ…」 乃亜が幸せだって分かったのに 胸が痛んだ。 あの日 乃亜の幸せを願ったのに… 乃亜が結婚して子どもがいることがツラかった。 俺はまだ、乃亜の幸せを願えない。 まだ… こんなにも好きなのに… .