「仁!」
「仁、乃亜姉は?」
病院に運ばれて、どれくらいの時間が過ぎたか分からないが
俺が連絡したから尚輝と富田さんが来た。
「まだ、手術中…」
「そっか…」
「なぁ尚輝…」
「ん?」
俺の隣に座った尚輝に話し掛けた。
「乃亜は何で東京にいるんだ?」
「俺んちに遊びに来てる」
「…そっか」
乃亜と尚輝はイトコだから乃亜が遊びに来るのは不自然じゃない。
俺がそれを知らなかったのは尚輝が
あの日から乃亜の話題を出さなかっただけ。
「尚輝…」
「母さん…」
少し遅れて尚輝の両親が来た。
「ママはぁ?」
そこには小さな女の子も一緒だった。
.

