「乃亜、この道って、どこに繋がってるの?」
乃亜に散歩に付き合ってもらい近所を歩いてると小さな道を見つけた。
それを乃亜に聞くと…
「…海だよ。」
凄く切なそうな顔をして答えてくれた。
どうして…
どうして、そんなに切なそうな顔をするんだよ…
「行ってみたい。」
「…一人で行って」
「一緒が良い。」
「一人で行って!」
突然、乃亜が怒鳴った。
俺は乃亜が怒鳴ったことよりも
怒鳴りながら断ったことに驚いた。
乃亜には今まで怒鳴られたことはあったけど
断られたことなんてなかった。
「…ごめん。」
なぁ、どうして謝るんだよ?
ただの海だろ?
それとも乃亜にとって何かある場所なのか?
…俺に知られたくない場所なのか?
俺は…
どうやったら乃亜の心の中に入れるんだよ…
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