作品など読んでくれた方には、これで普通に女として成長したのか疑問に思うかもしれない。

　思い起こせば……

人形遊びした記憶は、かなり幼少だ。
中学あたりから「ゾイド」が好きになっていた。

高校の時は、先輩から模造刀とモデルガンをもらって嬉々としたものだ。

　さぞ態度も男らしいだろう。と思いきや、そうでもない。
そこは自分の性別をよく理解して、それなりに女らしい言動である。

　何故そうなのかは、聞くと呆れるかもしれん。

「使えるものはなんでも使え」

　つまり、自分が楽しく生きられる方法を探す。
性別にしても、女性という事を活かし楽しく生きられる方向に使う。

　若い時はそれ相応の年齢らしい事をしていた。
若い時に出来る事は限られている。歳取ってから出来る事を今しなくても、10代は短いのだ。
その時に楽しまないでどうする。勿体ないだけだ。
大人びた事は大人になってからやればよろし。

　という、ある意味冷めたガキだった。