「ねえ!俺と遊ばない?」
ぽん、と両手をあたしの肩にのせ
軽く話しかけられた。

ここは渋谷。
今は11時過ぎ。
高校2年生のあたしが
こんな時間にこんな場所へ
いっちゃいけないんだろうけど。

あたしはふりむく。
するとそこには
ふわっとした金髪で
背の高い男の子がいた。

「はい?」
あたしは答える。
すると彼は
「俺、三樹矢っていうんだ♪
もしよかったらさあ、俺と遊ばない?」
そう言った。