春のにおい


「篠原さんのこと?」

「そうそう。」

「一緒に来たっていうか、
事故でそうなったというか…。」

自分でも言ってることが分からない。

「じゃあ、野村くん、
真里の友達じゃないの?」

リーダーだと思われる女の子は、
心配そうに眉を寄せて言った。