「千草ー ごはんよー」 お腹にまで響き渡る声をあげて 母が私の部屋のドアを開けた。 「千草いい加減起きなさい!」 「・・・うるさいなぁ」 私は布団を取られないように 深くかぶった。 「まったく。」 煩い煩い・・・ 朝からこんな叫ばれて こちとら気分悪いっつーの。 「出てけよ・・・・・」 「ぇ?」 「出てって!私は高島先生が いない学校なんか行かない!」 「千草・・・」 私は母を部屋から追い出して また布団に潜り込んだ。