彼の魅力的な姿にばかり気をとられ、肝心なことは後々にならなければ疑問に思わなかった。 そう例えば、なんで今まで学校に来なかったかとか、本当にクラスメートなのかとか 名前、とか… 「美桜~おはよ~。ねぇ、英語の宿題見せ…」 一番仲のいい杏奈は教室に入って来ると一瞬フリーズした。