静かな住宅地に入り少し歩くと小さな公園が見えてきた。 ハルと壱星先輩はその公園の迎えにある一軒家に入っていく。 「…ただいま~」 壱星先輩とハルって家に行ったりするんだ。 本当に仲がいいなぁ… この家ってどっちの家だろう? パタンと玄関のドアが閉まった。 私はその一軒家にそっと近付いて、表札を見てみる。 「…坂本…?」