その黄色い声は昼休みを迎えると急に大きくなる。 「ハァァル~」 なぜなら壱星先輩がハルのところに来るからだ。 「あ!美桜ちゃん、杏奈ちゃんこんにちは~」 壱星先輩はいつも人懐っこい笑顔で私たちに手をふる。 そして私たちが壱星先輩の笑顔に癒されている間に二人は必ずどこかへ行ってしまうのだった。