「何?」

「…い、いや」

いきなり目が合い慌ててそらす。


この人誰だろう…

高校に入学してから、既に半年がたとうとしていたが、クラスでこんな人を見るのは初めてだった。


私は何事もなかったかのように、席について窓から空を見上げた。