「なんで!?」

私は机をバンッと叩く。

「なんで私がパシられなきゃいけないの~!?!?」

「美桜うるさい」

杏奈は誰もいない放課後の教室で私をなぐさめてくれてる。


「仕方ないじゃない。目つけられちゃったんだから。」

「だって初めて会った人なのに!今までパシられたことなんてないのに!」


「どうせ何か気にさわることでもしたんでしょ!」