「こお〜ら栄!お前何回言ったらそのスカート長くすんだ?」


「わっ、竹ちゃん!?ちょっと忍び足で近づくの止めてよ〜」


何故かスカートの丈に厳しいうちの学校。


校則緩いくせに、よく分からない。


「竹ちゃんじゃねえよ、竹内せ、ん、せ、いだろーが。ったく近頃のガキはこんなのばっかだな」


それで、あたしの担任がこの人。
竹内祐輔、25歳。


「ガキって、竹ちゃん19歳の彼女いるんでしょ?あたしとそんな変わらないって!」


渋々折っていたスカートを一つだけ下げると、「まだ短えよ・・・」と少し睨まれた。