「やっぱり、アタシが行くわ!」


そう言い放つと、てぃーだは、男の方に向かって猛然と走っていった!



『エンゼルキーック!』


「おおっ!まともだ!」


琉球空手で鍛えたてぃーだの跳び蹴りは、見事に男の顎を捉えた!



「うぎゃあ!」



道端に倒れている、男の襟首を掴み上下に揺すって、てぃーだは男に尋問する。


「さあ!白状しなさい!CIAがどうして、シチローを狙ってるの!」


しかし、男はとぼけているのか、何を言っているんだという顔をしていた。


「何の事だ?」