「えー、今日から一緒に勉強することになった花園玲花(はなぞのれいか)さんだ。わからないところはぜひおしえてやってくれ。」 なっ、名前まで美しいよぉ。 ……完敗。 「おぉっ、超美人じゃね?」 「だよなっ、俺まじタイプかも」 「アド教えてくんないかなぁ」 「うわ、やべっ…」 とたんに男子たちが騒ぎだした。 ったく、男ってもんは…。 ふとタツヤの方をみた。 『あれ?』 タツヤは何も言わすただ呆然と外の景色を眺めていた。