『わかんない。』
少しとぼけてみた。
「んじゃ、わからせてやるよ。」
えー…？？
『あっ、あのー……？』
「なに？」
やっ、何じゃないでしょ。
『なっ、なんでこんな体勢なの？』
そう…今の私たちの体勢は相当やばいと思う。
だって、タツヤが私をまたいでて全然逃げられないような体勢になってる…。
「え？まだわかんねぇ？」
や、だからわかってはいるんだけど…。
信じたくないというか、なんというか…。
『…………わかんない』
ウソ。
普通の人ならここまできてわからないほうがおかしいと思う。
「はやくきずかねぇと、この先どうなるかわかんねぇよ？」
なっ、なにそれ？！
そうなの？！
『わかりました！もうやめてくださいっ！！』
正直に言った。
………のにっ！
「なにがわかったわけ？答えちがうかもしんないから言ってみて。」
『えっ…？！言う？？えとー…。あの…だから…ね』
「ね、じゃわかんねぇよ？ちゃんと言って。ぷっ…」
ちょっと！！！今笑いましたよッ！しかも吹きましたよっ！このひとぜったいに楽しんでるよ！！
