『で?で?どんな感じなの??悟くんとは。』

「えっ…どうって…。べっ、別にどうもしないよっ?!」


超焦ってんじゃん。
あやしい〜!


『なにがあったの?』
「え………。」


それから美絵は顔を真っ赤にしてはなしはじめた。


「あ、のね?私ら今16歳でしょ??だ…だから、ね。二年後の春、卒業式の日に結婚しようってプロポーズしてくれたんだ。」


そういうと美絵は、左手の薬指にはまっている可愛い指輪を私に見せた。


『かわいいっ…』
「えへへっ。私、今すっごい幸せだぁー…。」


うん、顔見ればそのぐらいわかるよ。
本当に嬉しいんだって伝わってくるよ。

『幸せそうでよかったぁ。』
「うん。いつも心配してくれてありがとう。」

『当たり前じゃん。美絵は親友なんだから。』