「ごきげんよう。 城ヶ崎さん、藤堂さん」 いきなり前の席の女の子に声をかけられた。 …うわぁ………、 綺麗な人………。 真っ黒でまっすぐに伸びた綺麗な黒髪に、大きく真っ黒な瞳。 凛とした顔立ちで、いかにも美人。 こんな綺麗な人…、初めて見た………。 「ごっ…ごきげんよう………」 あたしは曖昧な挨拶をした。 …きっと、めちゃくちゃマヌケな挨拶だったと思う。 「話には聞いてます。 藤堂さんのご実家の学園に通ってらしたそうで」