「“好き”」 「えっ………?」 いつの間にか、あたしの隣にいた潤と視線が合う。 胸が苦しくなって、視線から逃れたいのに目を離せない。 「あたしも、その潤の素直じゃないとこ。 嫌いじゃないけど」 「素直に“好き”って言えよ」 「絶対嫌──…」 潤の綺麗な顔が近づく。 あたしもその雰囲気に流されてか、目を閉じる。 お互いの吐息がかかるほど、間近に近づいて……… 「華憐お嬢様」 「は、は、はっ、はい!?」