いったい、誰が想像しただろう? 当のあたしでさえ、まだ夢見心地なんだから。 でも、きっともしあの時断っていれば、潤のことは大嫌いなままだったんだろう。 「あの時、美織ちゃんが後押ししてくれた。 だから、あたしは今ここにいるの。 …それに、これでもすごく幸せだから。 こんなうっとうしいオレ様野郎だけど」 「華憐………」 「優しさには全然欠けてるし、同じオレ様の類なら本来は信長様なんかがタイプなんだけど」 付け加えたあたしの言葉に、美織ちゃんがクスクスと笑った。