気づけば、夜が怖くなったのはあの事件が頭から離れていないのも一理あるのかもしれない。 あの日は夏だったから明るかったものの、6時は越えていた。 大概、あたしが怖いと感じるのは6時以降の時間。 お父さんが殺された“夜”……… それが、あたしに“夜”に対する恐怖感を植えつけたのかもしれない。 「どうしよう………」 次から次へと、涙が溢れてきた。 …昔から、こんなときに助けてくれたのは駿だった。 絶対に駿がついてきてくれていた。