あたしは必死に言葉を選んでいた。 なんて言えばいいんだろう…。 お出迎えしてくださっているお手伝いさんたちは、みんなにこやかな表情のまま、挙動不審なあたしの様子に首を傾げていた。 「なんだ、お前帰ってきてたのか」 「…潤………」 吹き抜けの2階から潤が顔を見せて言った。 「なんとかお得意の日本史で100点取れたんだろ? 特別にオレ様がパーッと祝ってやっから。 華憐が満点なんて、これから一生に二度もないことだからな」