「はぁ………」 学校での休み時間。 あたしは机に突っ伏していた。 「華憐さっきからため息ばっか」 「気持ちは解るけど、ため息ばかりついてると嫌でも気持ちが塞ぐわよ」 そうは言われてもねぇ…。 あれからもダンスの猛特訓は継続中。 潤とクラスが違うことが、せめてもの救いだった。 「晴れて潤様とカレカノになれたのに、何がご不満?」 「不満だらけよ!! …ってか、不満しかない!!」 優梨亜は呑気なもんだ。